サラリーマンの仕事の流儀

サラリーマンの仕事の流儀。

それは、自分がしなくていい仕事をいかにしないで済ませるかに頭を使うことです。

 

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日本のサラリーマンの生産性が悪いのは、生産性など考えずに仕事をしているからだと常々思います。

その仕事は本当にすべきなのか。

「すべき」かどうかまで考えてないよね、仕事を与える側のひと。

考えろっての。

 

仕事の種類は4つあると思っています。

①すべき仕事

②したほうがいい仕事

③してもしなくてもいい仕事

④しちゃいけない仕事

 

①以外はさせちゃダメだと思います。

でも会社には②と③の仕事があふれている。

したほうがいい、くらいのレベルの仕事なら、別にしなくてもいいんでしょ。しなくてもいいことに時間をかけてはいけません。時間は人の人生だから。

それなのにね「一応やっといて」とか「念のためにやって」なんてセリフ、山のように聞きます。そんなの、指示する側の判断力と想定力の欠如としか思えないんだけど、無自覚ですよね。

で、会議の後は使い捨て企画書や使い捨て調査書や使い捨て報告書なんかが山のようなゴミとなる。

ムダばっかだな、といつも思う。

 

働き方改革とか、残業を減らそうとかって、本当にしたいんだったら簡単にできます。

トップが本気でそう思えばいい。

社内会議で何かにつけて「それはムダな作業なんじゃないの」「そこまでする必要ある?」「それは本当にすべきことなのか」って繰り返し言えばいいだけです。トップが具体的に仕事の仕分けをしなくても、トップの口ぶりはすぐに部下がマネするから、忖度して動いてくれるでしょう。

 

カネのムダには口うるさくても、労働力のムダには無意識なトップばかりだから、日本のサラリーマンは疲れているのです。

 

だから、しなくていい仕事は極力しないで自分の身を守るのが、サラリーマンには必要なのです。